こんにちは、第7回がじゅちゃんの部屋にようこそ!
前回の記事では、冬の閉じこもりを防ぐための室内運動についてお届けしました。
今回は、その健康な体づくりをベースに置きながら、万が一の大病に備える「シニアの健康保険」について、お話ししてみたいと思います。

実は、私の母は大変な「保険嫌い」でした。
どちらかというと生命保険のことだったと思うのですが、常々「死ぬと得するようなものは大嫌い!」と言い切るような、一本筋の通った人だったのです。
そんな母との、今でも忘れられない思い出があります。
私が高校生の頃、親元を離れて下宿生活を送っていたときのことです。
ある日、下宿屋のおばさんから「ちょっと保険の関係で、お兄ちゃんの名前を貸して欲しいの」と頼まれました。
高校生だった私は保険のことなど全く分からず、母に電話で「おばさんにこんなことを頼まれたんだけど」と気楽に話したところ、「何考えてるの!絶対にダメ!!」と、これまで聞いたこともないような激しい声で猛烈に叱られたのです。
危険を察知した母の剣幕に驚いた私は、その下宿屋で働いていたもう一人の優しいおばさんに手招きされ、まるで夜逃げのようにその下宿先とおさらばしました。
そんな保険嫌いだった母でいたが、晩年、「せめて自分の葬式代くらいは遺せるように」と、ささやかな掛け捨ての保険にだけは加入していたようです。
現在も「保険なんて毎月のお金がもったいないし大嫌い」と感じている高齢者の方はたくさんいらっしゃると思います。
そのお気持ちは、よく分かります。
しかし、万が一大きな病気(がん・心筋梗塞・脳卒中の三大疾病など)になって入院や手術が必要になったとき、「十分な治療を受けられないのではないか…」と大きな不安を抱えてしまうことも、また切実ですよね。
結論から申し上げますと、お金の心配をして治療を諦める必要はまったくありません。
日本には、困窮する人を絶対に見捨てない素晴らしいセーフティネットが用意されています。
今回は、国や自治体がどのように私たちを助けてくれるのか、その仕組みを優しく紐解きながら、「本当に必要な最低限の備え」についてご紹介します。
🚨 1. 医療費で破綻しない!国が守ってくれる「公的健康保険」の仕組み

万が一、大病をして高額な入院や手術が必要になったとしても、家計が破綻して十分な医療が受けられなくなるような事態を防ぐため、国は最強の盾を用意しています。
💳 ① 窓口負担は原則「1割または2割」、現役並みなら「3割」
日本の公的医療保険(70歳以上の方)のおかげで、病院の窓口で支払う医療費の自己負担は、「1割負担」「2割負担」「3割負担」と抑えられています。この負担割合の違いは、ご本人の所得(年収)によって以下のように分かれています。
- 【1割負担】(一般的なシニア世帯・住民税非課税世帯など)
75歳以上で、課税所得が一定未満(単身で年収200万円未満、夫婦で合計320万円未満など)の、多くの年金生活世帯がこの「1割」の枠にしっかりと守られています。
- 【2割負担】(一定以上の所得があるシニア世帯)
70歳〜74歳の方(現役並み所得者を除く)、または75歳以上で少し多めの年金収入や所得がある方(単身で年収200万円以上、夫婦で合計320万円以上など)が対象です。
団塊の世代が75歳を迎え始めた近年の法改正で新しくできた、中間の区分ですね。
- 【3割負担】(現役並みの所得があるシニア世帯)
70歳以上であっても、現役で働く世代と同じくらいバリバリ稼いで高所得がある方(例えば、単身で年収約383万円以上など)が対象となります。
ご自身がどれに該当するかは、毎年お家に届く「後期高齢者医療被保険者証(保険証)」や高齢受給者証の表面に「一部負担金の割合:1割」などと明白に記載されています。
より詳しく知りたい方は、 厚生労働省ホームページの「後期高齢者医療制度」の解説ページが非常に分かりやすくておすすめです。
また、北海道にお住まいのシニアの皆さんは、北海道後期高齢者医療広域連合のホームページでも確認できます。
ネットでいつでも正しい情報を確認できるのは、本当に心強いことですよね。ぜひ一度、お茶を飲みながらのんびり覗いてみてくださいね。
🛡️ ② 最強のストッパー「高額療養費制度」
さらに、ひと月にかかった医療費が高額に膨れ上がったとしても、個人が支払う金額には所得に応じた「上限額(自己負担限度額)」が定められていますので、安心してください。
例えば、住民税非課税世帯(年金収入が一定以下の困窮世帯)の70歳以上の方であれば、1ヶ月にどんなに大きな手術や入院をしても、窓口での支払いは最高で「2万4,600円」(さらに困窮度の高い区分なら1万5,000円)というストッパーがかかります。
「何十万円も用意できないから病院に行けない」と怯える必要はないのです。
🫱 ③ 1万5,000円の自己負担すら厳しい……そんな時の「さらなる救済策が」
「国が上限を1万5,000円にしてくれると言っても、今月の生活費や灯油代で手一杯なのに、そのお金すら払えない……」という本当に切実な状況にある方もいらっしゃると思います。
でも、絶対に病院に行くのを諦めたりしないでください。
自治体や国には、さらに踏み込んだ以下の救済策があるのですから。
- 「高額医療費貸付制度(資金貸付)」を頼る
高額療養費として後から戻ってくる予定の金額の「約8割〜9割」を、役所や健康保険組合が無利子で事前に貸し付けてくれる制度です。
これを利用すれば、手元に今すぐまとまった現金がなくても、窓口の支払いを一時的に立て替えることができます。
- 民間病院が行っている「無料低額診療事業」を活用する
済生会病院や医療生協の病院など、国から認定を受けた特定の医療機関では、経済的な理由で医療費が払えない人に対して、窓口負担をさらに「無料」または「低額」に減免してくれる素晴らしい事業を行っています。
お近くの地域包括支援センターや役所の福祉窓口、また北海道民医連(北海道民医連HP「無料・低額診療制度」のページ)に相談すれば、優しく案内してもらえます。
🚨 入院するなら「同じ月のなか」!医療費を損しない心得
このような、国が医療費を抑制する上限額(例、24,600円)ですが、特に注意が必要なのは、この取扱いが「月の1日〜末日までの1ヶ月ごと」にリセットされると言うことです。
つまり、月をまたいで入院すると、それぞれの月ごとに医療費が必要になってきます。
例をあげて説明しますと。
- 😵 損をする例(月をまたいで入院した場合)
「10月25日 〜 11月5日」まで入院した。
➡️ 月をまたいだので、10月と11月の「2回分」請求されます!
💰 合計:4万9,200円(24,600円×2に跳ね上がる!)
- 😁得をする例(同月内で入退院した場合)
「10月3日 〜 10月13日」まで同月ないで入院期間が収まりました。
➡️ 10月の1回だけの請求で済みます!
💰 合計:2万4,600円(1ヶ月分だけでOK!)
🗣️ 病院の窓口で伝えるひとこと
急病のときは仕方がありません。
でも自分で入院の期間を選択できる場合は、病院の先生や受付のスタッフに次のようにお伝えてください。
「高額療養費の関係で入院期間は月をまたがない方が良いと聞きました。スケジュールの調整はできますか?」
病院側もこの仕組みは120%分かっていますので、「それなら来月の頭からにしましょうね」と優しく調整してくれますよ。
このことを知っているか知らないかはとっても大きいですよ!
生活を守るためのちょっとした心得です。
🏥 2. 国の制度でもはみ出る「リアルな出費」と、私の大腸ポリープの実体験

「国がこれだけ面倒をみてくれるなら、民間の保険は要らないの?」と思うかも知れませんが、実は、ここには公的制度ではカバーできない落とし穴が存在します。
🍲 ① 高額療養費の対象外となる「入院時の雑費」
国の高額療養費が使えるのは、あくまで「公的な治療費・お薬代」だけです。
入院中にかかる以下の費用は、すべて「全額自己負担(10割負担)」として毎月はみ出てきます。
- 病院での食事代(1食ごとに一律負担がかかります)
- 差額ベッド代(個室や少人数部屋を希望した場合の部屋代)
- パジャマやタオルのレンタル代、日用品の購入費
治療費は2万4,600円で収まったのに、1ヶ月入院したら食事代やベッド代で万円単位の請求が追加で来てしまった!…というケースが後を絶ちません。
🔬 ② 実体験:万円単位の突然の出費を救ってくれた「最低限の備え」
実は、私(がじゅちゃん)もこの前、病院で大腸のポリープを切除しました。
2mmのポリープが1つだけで、結果は幸いにも「良性」だったのですが、その際に窓口で支払ったリアルな医療費は約2万円でした。
命に関わる大病ではなかったとはいえ、年金生活のなかで、万円単位の突然の出費は結構応えますよね。
しかし、医療保険に入っていたおかげで、今回のポリープ切除も「手術」の扱いとなり、保険金の請求をすることができました。
「お金がかかるから検査はやめておこう…」とハラハラすることなく、しっかりと診てもらうことができました。
私がポリープの除去を受けたのは、これで実は3度目になります。
少しでも体に不調や違和感があったとき、お金の心配をせずに「ちょっとお医者さんに行って診てもらおう」と、こまめに足を運べる安心感は、何にも変えられないお守りになります。
💔 ③ 【命の壁】健康保険が使えない「先進医療」の過酷な現実
さらにシニア世代が一番警戒すべき「がん」の治療において、もし健康保険の対象外である「先進医療(重粒子線治療や陽子線治療など)」を希望した場合、国の制度は一切使えなくなります。
- 重粒子線治療の技術料:1回あたり 約310万円(全額一括の自己負担)
これらは全額自己負担となるだけでなく、日本の法律(混合診療の禁止)により、先進医療を受けると、その前後の通常の診察代や入院費まで「すべて10割負担」になってしまうリスクがあります。
経済的な余裕がなければ、最先端の治療を諦めざるを得ないという壁があるのです。
しかし、お金がないからといって、大切な命を諦めたくありません!
ここで、民間の安い保険を賢く味方につける「最大のメリット」が活きてきます。
実は、民間の医療保険にオプションとして追加できる『先進医療特約』は、高齢者の方であっても月々わずかな額でプラスすることができるのです。
万が一、がんなどで300万円以上の先進医療が必要になったとき、その莫大な技術料(最大2,000万円までなど)を、保険会社があなたのかわりに負担してくれます。
国の制度(高額療養費)で普通の入院や手術は毎月2万4,600円以下に抑えつつ、先進医療は安いオプションで跳ね返す。
これこそが、限られた年金生活のなかで困窮せずに、最先端の医療を味方につける「最低限の備え」です。
💰 3. 払ったお金を賢く取り戻す「税務申告」と、80代・90代への本当の優しさ

年金生活の中で支払った保険料や医療費は、ただ出ていくだけではありません。
年末や年明けにきちんとお手続きをすることで、所得税や住民税が安くなり、「お金が手元に戻ってくる(還付)」可能性が大いにあります。
📑 ① 払いすぎたお金を取り戻す「2つの控除」
- 「生命保険料控除」で年金を節税する
仮に月々1,000円〜2,000円でも民間の掛け捨て保険に入った場合、秋頃に保険会社から「生命保険料控除証明書」というハガキが届きます。
これを年金の年末調整(扶養親族等申告書)に添付したり、確定申告(e-Taxなど)でしっかり申告することで、年金から引かれる税金を安く抑えることができます。
- 「医療費控除」で家計を守る
私のように大腸ポリープを撮って2万円支払ったり、日々の通院や薬代が年間で一定額(基本は10万円、所得が低い世帯ならその所得の5%)を超えた場合、確定申告をすれば税金が還付される可能性があります。
ご自身の通院だけでなく、生計を一つにしているご家族の医療費や、病院へ行くためのバスやタクシー代の領収書もすべて合算して申告できますので、領収書は必ずひとつの箱に大切に保管しておくようにしましょう。
🏢 パートや会社勤めの方へ:70歳を過ぎても働くシニアが急増中!だからこそ知ってほしい「年末調整」の盲点
近年、70歳を超えても現役で会社勤めをされているシニアの皆さんが本当に増えていますよね。
私の周りでも、マンション管理員や清掃、介護の現場、事務職など、年齢に関係なく生き生きと活躍されている方がたくさんいらっしゃいます。
そうして自ら元気に働いて収入を得ることは、本当に素晴らしいことです。
ですが、年金を受給しながら「現役シニア」として働いているからこそ、絶対に知っておいてほしい税金の盲点があります。
「私は会社で『年末調整』をしてもらっているから、面倒な確定申告なんて関係ないわ」と思いがちですが、実は会社で年末調整をしていても、年金をもらっている場合は「原則として、確定申告が必要」になるのです。
会社の年末調整は、あくまでその会社が支払った「お給料」の税金だけを計算する手続きです。
国から支給される年金(雑所得)は全く別のグループになるため、本来は「お給料 + 年金」の2つの財布を合算して、自分で確定申告をし直さなければならないのが大原則です。
「え〜っ、70歳を過ぎてまで会社の年末調整もして、さらに自分で確定申告もするなんて面倒くさい!」と思いますよね。
ご安心ください。
会社の年末調整を受けている方でも、以下の条件をクリアしていれば、面倒な確定申告は一切せず「年末調整だけで完全におしまい!」にすることができます。
- 【免除の条件】公的年金の収入が年間400万円以下で、かつ「年金以外のお給料の所得が年間20万円以下」であること
お給料の「所得が20万円以下」というのは、分かりやすく収入(額面)に直すと、パートやアルバイトの年収が「年間75万円以下(月々約6万円以下)」 という意味になります。
つまり、「年金のほかに、会社でのアルバイト年収が年間75万円以下」に収まっている方であれば、面倒な確定申告に頭を悩ませる必要はまったくありません。
逆に、現役並みにバリバリ働いていて、パート年収が75万円を超えている方は、年末調整が終わった後に、確定申告をする義務が出てきます。
70代からのこれからの働き方とお財布のバランスに合わせて、この「75万円の境界線」を賢く覚えておいてくださいね。
🎁 80代・90代の親御さんへ贈る、本当の優しさの着地点
正直なところ、80代、90代の親御さんに確定申告のために「さあ、相談会場へ行こう」「ネットで書類を作ろう」というのは、とっても酷な話ですよね。
年金を受給者されている方の負担を減らすため、公的年金等に係る確定申告不要制度があります。
年金等の収入が年間400万円以下などの要件にあえば、確定申告をする必要はありません。
もし、子供世代が代わりに手続きをしてあげるのが難しい場合や、親御さん本人が疲れてしまうようなら、
「少しくらい医療費が戻ってくるとしても、お金のことはもういいよ。それよりもお家でコタツに入りながら、のんびりしていた方がずっといいね」
と、あえて申告をせずに割り切ることも、優しさの選択肢(親孝行の形)なんですよ。
要件などの詳しい内容はこちらの『ご存じですか?年金受給者の確定申告不要制度』をご覧になってください。
📊 4. シニア向け格安保険:たくさんの選択肢から「身の丈に合った安心」を選ぶ方法
ここまで、国の健康保険や高額療養費という「強力なストッパー」の仕組みをお話ししてきました。
今の時代、それぞれの保険会社が、私たち顧客の様々なニーズや不安に寄り添った、本当に多くの素晴らしい商品を開発してくれています。
選択肢がたくさんあるからこそ、大切なのは「自分のライフスタイルや身の丈にあった商品をどのように選ぶか」ということではないでしょうか。
お金に余裕がある方なら、うんと手厚い商品を選ぶのも一つでしょう。しかし、日々の生活やお財布が少し厳しいと感じている方こそ、無駄のない最適な備えを真剣に見極めるために、「あなたの人生に寄り添ってくれる、本当に誠実な担当者さん」と巡り会うことが何よりも大切になってきます。
そこでこの章では、数ある大手の格安な保険商品を広く取り扱っていて、無料相談をしてくれる「代理店(相談窓口)」を3つ厳選してご紹介します。
🔍 シニア向け優良保険代理店(相談窓口)の比較一覧表
| 代理店・窓口の実名 | 主な特徴と安心ポイント | 費用の目安 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|---|
| ① 保険見直しラボ | ・ベテランFPがあなたの等身大の財布に優しく耳を傾けてくれる ・持病やポリープの経過観察があっても入りやすい格安プランを検索 | 何度でも相談無料 | 過去に少し病歴があり、自分に合う格安な医療保険や「先進医療特約」をプロに探してほしい方 |
| ② 保険クリニック | 日本初の来店型ショップの大手(全国に店舗あり) ・持病があっても入りやすい医療保険やがん保険も約50社からシステムで徹底比較 | 店舗・オンライン相談無料 | 特定の会社に偏ることなく、たくさんの選択肢のなかから客観的なデータを見てのんびり選びたい方 |
| ③ みんなの生命保険アドバイザー | ・在籍FPが3,000名以上という業界最大級の安心感 ・全国対応(もちろん北海道・札幌もバッチリ網羅!) | 何度でも相談無料 | 「うちの地域でもプロに来てもらえるかしら?」と不安で、まずは大手の安定した実績を頼りたい方 |
気になる窓口や、「わが家の場合はどこが家計のバランスに合うのかしら?」と思われた方は、ぜひご自身のスマホやパソコンから、これらの名前を検索して、公式サイトを覗いてみてくださいね。
🤝 5. 現役管理員からのメッセージ:身の丈に合った安心を一緒に考えてくれる「人」との出会い~1971、キャロル・キング『You’ve Got a Friend』を添えて
保険を選ぶ上で最も大切なのは、お客さんの将来を含めたライフスタイルや生活実態をしっかりと受け止めて、身の丈に合った備えを真剣に考えてくれる信用のおける担当者さん(外交員さん)と巡り会うことです。
ご自身の家計のバランスを見つめつつ、あなたとご家族の未来を心から応援してくれる素敵なパートナーとの温かい出会いを、まずは無料の案内サービスから見つけてみませんか。

🎼最後にこの記事にピッタリな、懐かしの名曲、私の大好きな1971年、キャロル・キング『きみの友だち(You’ve Got a Friend)』を貴方に贈ります♬
🎼This song for you♬
「🎼空が暗く曇り、冷たい北風が吹きつけて、心が沈んで困ったとき。いつでも私の名前を静かに呼んで。どんなに遠く離れていても、すぐにきみの元へ飛んでいって、暗い夜を明るく照らす味方になるよ。だってきみには、私がいるんだから♬」
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
(がじゅちゃん)


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